FC2ブログ

『 双手托天理三焦 そうしゅたくてん り さんしょう 』

12038265_509315912567601_2309071990746301053_n.jpg



両手で天を持ち上げるようにすると、
「三焦 さんしょう」を整えることができる
 

タイトルは
「内功八段錦 ないこうはちだんきん」においての
第一の型の名前ですが、
 

☯『 内功八段錦・第一勢 Neigong Baduanjin 』
https://www.youtube.com/watch?v=Dcf2S78OLK4
 

 
三焦とは中医学において、
内臓器官の区分けを三つにブロック分けし、
 
体内の水分や栄養の通り路という概念で捉えたものです。
 

 
☯上焦・・横隔膜より上、心臓・肺を含む
 
☯中焦・・横隔膜とヘソのあいだ、
脾臓・胃・肝臓・胆(たん)を含む
 
☯下焦・・ヘソから下、腎・膀胱、大腸・小腸を含む

要するに上・中・下を合わせて、内臓全体を指します。
 

第一の型である托天動作
(たくてんどうさ。天を持ち上げるの意)において、
 
ゆるやかな両腕の丸い張りを保ち、
手のひらを回転させながら、
静かに上げていくところがポイントとなる動作です。
 

この際、腰が反りかえらずに、
「命門・ヘソの真うらにあるツボ」と
両腎のあいだが上下に広がっていくようにします。
 
これによって
足裏までスムーズなエネルギーの流れが通り、
 
更に全身が球のようなエネルギーの広がりを体現し、
外と内に自由に呼吸できるバリヤのような
空間認識の感覚も得るようになります。
 


内気②


 
これはグラウンディングとセンタリング・・
 
地球の中心核まで意識が届くような、
地に足を着ける「根気 こんき」と、
 
天空を貫く中心感覚を、
 
実際的に同時に養う、
 
「静と動」がブレンドした生命運動です。
 

 

1.明解でめりはりのきいた型と動き
 
2.中医学に基づいた医療効果が具体的に語られている
 
3.豊かなイメージを想起するネーミング
 
 
二千年来、上のようなわかりやすさで
広く大陸社会において愛されてきた大衆気功
「八段錦 はちだんきん」ですが、
 
その悠久の歴史のなかで
数多くの流派を生みだして参りました。
 

私が修め提供する「気功養生学」では、
この八段錦に〝内功〟の二文字を冠しており、
 
「内功八段錦 ないこうはちだんきん」としています。
 
 
 
これはただ動作をトレスするだけの
健康体操に留まらずに、
 
身体のなかを整え、身体のなかから強くしていく・・
 
つまりしっかりした丹田の中心感覚を養って、
身体のなかから元気あふれる〝内気〟を養い育てていくことで、
 
一般大衆気功から
しっかりした理論と実践体系をまとめたものとして、
「気功養生学」を提唱された焦国瑞先師が
昇華したものと言えるからです。


スポンサーサイト



『 祭りのあと 』


昨日おとといと例大祭本祭で
賑わったであろう、
信州・駒ヶ根は大御食 おおみけ 神社。


☯「2011 09/18 大御食神社-ダイジェスト」
https://www.youtube.com/watch?v=EBQqSn79190


☯『 大御食 おおみけ神社  奉納演武 2014 』
https://www.youtube.com/watch?v=dfDUdgNiXsQ


12027690_508693202629872_1152759669079691590_n.jpg


 
地元では神社というより、
 
「美女が森」と呼ばれて親しまれています。
 
まぁ、うるわしいこと(笑)
 
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E5%BE%A1%E9%A3%9F%E7%A5%9E%E7%A4%BE
 

 
今年は東京出張とかぶり、
残念ながら地元の祭りを
楽しむことはかないませんでしたが、
 
人間そのときその場において
与えられたステージで、
やるべきことをやるまでです。
 

来年はいか焼き食べようと思います(笑)
 


12009765_508693169296542_6326436316314301098_n.jpg



前日、祭りであったとは思えないほど、
境内はいつもの静けさ。
だれもいない・・これがいい(笑)



12038513_508693249296534_8586789568131133036_n.jpg  12036757_508693235963202_7393559203010107551_n.jpg



 
この神社の本殿裏の
ひっそりとした杜(もり)が好きですね。
 

鳥居向こうに広がる田んぼは
今まさに、収穫の秋です。
 

わたしたちの収穫はいかがでありましょうか。



12049157_508693262629866_7398235116163697417_n.jpg



『 身体をまとめる、速さと早さ 』


足元から骨盤に届き 体幹に伝わり
 
肩、腕を経由して手先に伝わる。


10403374_415042531994940_1836891030817123820_n.jpg


 
また避雷針のようにショックを吸収するときは、
この逆のプロセスを歩みます。
 

体術上、
このプロセスを外側からほとんど分からぬうちに、
一瞬にして終えているのが、
身体がまとまっている状態とも言えます。
 


三体式



☯『 身体をまとめて打つ 』
https://www.youtube.com/watch?v=-tp0HJVBhc4
 

 
抱えている生徒さんで立派な胸の厚みや
腕の太さを誇るパーソナルトレーナーさんがいます。
 
上半身・・胸で支える力が強いと、
足元に重心が向かいにくくなり、
腰で分断され、
一番地球に近い、下半身で支える力が弱くなるものです。
 

分断している感覚を本人も感じており、
私の提供する訓練を重ねていったところ、
先日、打ちっぱなしで思わぬ当たりの良さを体感したとのこと。
 
 
 
からだがまとまるということは
 
こころがまとまるということです。
 
 
からだとこころがまとまれば、
 
わたしたちの奥底に眠る「たましい」が発動する。
 

それはスポーツに限らず、
緊張とリラックス、オンオフの一瞬の切り替え、
 
必要なときに 必要なだけの入出力能力など、
 
心身を集中すべきときに総動員した状態で物事に臨むことは、
 
あらゆる仕事・活動分野に活きて参ることです。
 

 
「意」の発動は自由。
 
この場合の「意」とは、
 
ときにわかりやすく
意識と表現するときもありますが、
 
 
思考を経由する意識よりも
 
「意」の発動はとても早いものです。
 

目にとまったが早いか、
即時に身体が動く反応力・・生命そのものの力と言えます。
 

 
たとえばわたしたちは、
目の前にあるコップの水に手を伸ばすとき、
ほとんど何も考えずに手を出しますよね。
 
そのとき身体も自然に無理なく、
協調・連動しているはずです。
 

気づいたら即、行動も、
それに似たものがあります。
 

 
「はやさ」には二種類あります。
 
点から点へ一足飛びに到達する、
目に見えて明らかな物理スピードである「速さ」と、
 
「意」の発動による、
ときには相手の想ってもいない方向・角度に、
いつのまにか到達している「早さ」
 

「意」の発動による「早さ」は、
 
歳を重ねても高めていける「早さ」です。
 

またこの「早さ」も、
 
身体のまとまりあっての「早さ」です。
 
 

身体がまとまるということは、
 
分断している内部の連携を取り戻し、
 
身体のチームワーク、
 
その結束力を高めることでもあります。



重力図④

 

バラバラな有り様よりも
チームによる
現実化が「早い」ということは、
 
そういうことであります。



11745808_482268878605638_6522486522438745964_n.jpg



『 整理作業 』


みなさま、いかがお過ごしでしょうか。
 
だれが呼んだか銭形平次・・
 
じゃなくて(笑)、
 
だれが読んだか、ざっくばらん投稿です。
 

 
経験・体験なんてもんは誰にでも起きてます。
 
壮絶に見える人生も 普通の人生も
 
実際は「普通」なんてないのだけど。
 

みんな、大して違いはない。
 

 
いろいろあって当然でしょうよ、
 
生きてんだからっ(笑)
 
そのいろいろを経験するために
 
みな、生まれ落ちてきてるのだから。
 

みな、普遍的に「生老病死」を
 
確実に否が応でも経験していくわけです。
 

 
問題は、
 
 
起きた経験・体験を、
 
記憶で振り返るなり 書き出したりなんなり
 
どう「整理作業」をして
 
腑に落としているか。
 
 
 
「整理作業」でわたしたちの
 
成長・発展ぶりが決まる
 
ただそれだけのことでありましょう。



11870769_493120520853807_9185900567697444314_n.jpg


【 OPパロディ 】西部警察
https://www.youtube.com/watch?v=P7hHCt1GfNE



『 清新稽古 』

10628158_379359245563269_4040106304425908972_n.jpg

 

朝、祭りを控えた大御食 おおみけ 神社で、
 
清新に稽古です。



☯『 内功八段錦 ないこうはちだんきん・肝を練る 』
https://www.youtube.com/watch?v=mzzba0y0dLI

 

 
樹齢八百年とも言われる
雨上りの御影杉 みかげすぎ は、
さらに質量を増したが如く、
圧倒的な重量感を誇っており、
 
 
站樁(たんとう)を組んで立つときも、
 
このように立たねばと感じる先生となります。


11959992_503425989823260_8380174574723132971_n.jpg

 

親子の参拝者が微笑ましく、
小さなお子さんがなんとも可愛い♪


11947519_503426013156591_8368250403145548976_n.jpg



【 OL 八極拳 はっきょくけん! 】

「 OL 八極拳 はっきょくけん!
 
オフィスでの護身術から恋愛術まで、
中国拳法を日常生活で使ってみた 」 主演:長澤奈央
 
http://news.livedoor.com/article/detail/7715082/?p=1


OL八極拳④

OL八極拳②

OL八極拳③


オフィスの電話は普通に取ってほしい(笑)

OL八極拳



拳の道30年以上の私が、
思わずぷっと吹き出す可笑しさです。
 
女性のみなさま、いかがでしょうか?(笑)
 

 
☯映画『グランド・マスター』を参考に
中国拳法を日常生活で使ってみた
 
https://www.youtube.com/watch?v=SqqBgs0zvLY



☯しかし、社内で使えるかね?(笑) 『相対訓練』
https://www.youtube.com/watch?v=0Ld9-b6qiao


☯『グランド・マスター』 チャン・ツィイー
https://www.youtube.com/watch?v=XKGEraMIzv0



『 昨日の教室レッスン模様 』

11998944_504505229715336_5475059120180072504_n.jpg

 

久しぶりに「内功八段錦 ないこうはちだんきん」、
 
八つの型すべてに取り組みました。
 

しっかり取り組みますと、
比較的、短期間に強壮・強健効果の得られる、
 
シンプルで奥深い、
心身のスキルを一生高められる保健医療運動です。


12002878_504505239715335_2971504478520055535_n.jpg


 
 
いずれこの「八段錦 はちだんきん」の内容だけで
 
講習会を開きたく考えております。
 
 
今度の吉祥寺講座は、これ一本にしようかな(笑)
 

☯「Vital エナジーボディーワーク 吉祥寺講座 」
https://www.youtube.com/watch?v=NOvikiRv40Q

 

 
この「八段錦 はちだんきん」の「八」ですが、
 
当たるも八卦当たらぬも八卦の
「易学」が理論ベースの「八卦掌 はっけしょう」や、
 
「八方」の方位・方角の極遠に広がる
爆発力を意識した「八極拳 はっきょくけん」など、
 

「八」を冠した中国武術なども他には存在し、
 

中国は「漢」の時代
(紀元前206年~220年、約400年の長命王朝)、
 
老子・荘子につながる思想書物『淮南子 えなんじ』に曰く、
 
「八つの遠方には 八紘(はっこう)有り、
 
八紘の外には 八極有り」とあります。

 
紘(こう)とは綱の意であり、
 
天地を張り支えているので、
 
それを表現して 紘(こう) としており、
 
古代中国人の空間認識を伺える記述です。
 

 
また「八」は 8・∞ インフィ二ティ
 

あらゆる高級武術に訓練として、
8の字の円形を描くような動作が含まれており、
 
それらは絶え間ない循環エネルギー、
無限の可能性を体現した動作です。
 

 
 
 
『 内功八段錦 ないこうはちだんきん 』
 
"Eight-section Brocade Exercise"
 

 
この保健医療運動の構成要素は3つです。
 

 
☯調心(リラックスした状態での精神集中:入静)
 
 
☯調息(呼吸を整える)
 
 
☯調身(姿勢を整える)の
 
 
およそ3つの要素で構成されています。

 

この「八段錦 はちだんきん」は、
 
中国導引術 どういんじゅつ の
アルファにしてオメガのような位置づけとなります。

 
その歴史は古く、
文献上の記載によると少なくとも
「宋」の時代(960年~1279年)には
 
現代のものとまったく同じものかどうかはわかりませんが、
 
「八段錦 はちだんきん」と称される
導引術が行われていたらしく、
確立されてから千年近い歴史があるとされています。
 
日本でいうと平安時代以来ですね。

 

 
「内功 ないこう ・内を練る」とは、
 
 
杭のように抗重力筋で身体を支えて立つ、
 
站樁 たんとう と呼ばれる訓練を通して、
 
 
まず骨盤の動きを主体として身体の中心を練り込んだ結果、
 
そこから全身総体に気血がみなぎり、
身体の内側から発するインナーパワーのことです。
 

☯『 站樁 たんとう 基本三式 』
https://www.youtube.com/watch?v=ZB-rNj_IKjs

 

 
 
「八段錦 はちだんきん」とは、
 
その名の通り、八つのシンプルな型からなり、
 
それぞれ五臓六腑に対応した、
筋骨格レベルから内臓機能の調整までを網羅した、
保健医療運動として推奨されています。

 

 
たとえば第一と第五段の内容ですと、
 

☯第一段:両手で天を支えるようにして
 
「三焦・さんしょう」
(呼吸、消化、排泄の内臓)を ととのえる。
 
 

☯第五段:歩幅を大きく広げた馬歩(まほ)で、
 
尾骨を振りながら、
頭で大きく円を描くように背骨を揺らし 、
 
心火(イライラ、ストレス)を消す。
 
暑い夏のさなかに負担の掛かる、
心臓機能の調整を目指したものです。
 

 
八つの型すべてにおいて言えることは、
 
自分の現在の可動域を越えてまで
無理に手足を伸ばさずに、
 
体内の「気の通り」を促すために、
関節周囲の ゆるいカーブを保持して身体を支え、
 
その体勢を保つ点に特徴があります。

 
☯『 内功八段錦 ないこうはちだんきん・肝を練る 』
https://www.youtube.com/watch?v=mzzba0y0dLI
 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


12004039_504505279715331_576252507509206536_n.jpg

 

レッスン終了後は雨あがる養命酒・健康の森で、
 
みなさんと森のキノコなどを発見する
課外授業を楽しみました(笑)



12004750_504505293048663_8242515354316739617_n.jpg


12007283_904478926309632_927228909_n.jpg  11987135_504505359715323_1888062530890564099_n.jpg

11055250_504505326381993_6616389404203219624_n.jpg


12009581_504505379715321_7445052863308428232_n.jpg


12003928_504505349715324_6810936487307903857_n.jpg


11988211_504505409715318_4645408880136382018_n.jpg



『 潮騒 』 伊勢志摩の浜辺にて

伊勢志摩③

 

浜辺に立ち、潮騒をからだで聴く・・・
 
https://www.youtube.com/watch?v=2I4mSDeKy1k

 

打ち寄せる波のリズムは 

われわれ生体のリズムでもあります。

 
細かな砂の浜ではなく、

神社の玉砂利のような

礫 れきの浜を

早朝あるいたり 佇んだりしておりました。

 

潮騒を聴きながら

 
おそらくは角だらけの石であったひとつひとつが、

 
打ち寄せる波という「圧」にさらされ

角がとれ 丸くなっていく…

 

わたしたちも人生という

打ち寄せる波にさらされ

 
後生大事に頑なに
 
 
一生抱えていくとも思われた

「個」というものが

 
波という「圧」にさらされ 削られ

洗われては 磨かれていく
 

 
それはけして「個」を失うことではありません。
 
 
 
「個」であり、「全体」であり、
 
 
正しく洗われ 現れたものは
 
 
 
「個」にも「全体」にも
 
そのどちらにも降りていける。

 

固く また角だらけですと、

自分もお相手も 傷つけるばかりですし

傷つけあわないように お互いに距離をとったりしますものね。

 

わたしは人がきらいで また人が好きではありますが(笑)、
 
丸くなり 
 
寄せ合っては浜と成している石たちを観てますと

 
わたしたちひとりひとりも

そういった根源的想いを常に抱えていることを感じるのです。



1396727_224991124333416_2138220730_o.jpg


「砂浜」 杏里
https://youtu.be/fzewy4Aq6gQ