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【 黙念師容 もくねんしよう ー わたしはあなたであり あなたはわたしである ー 】

「 エネルギー・・・その連綿とした流れのなかで生きること 生かされること 」

人は何を識る(しる)かによって、その後の体験というものは大きく変わって参ります。

ミラーニューロン


ものまね名人たれ。
セッション開始に当たっては、まず何かを学ぶ上での心得にも通ずる上達のカギである

「黙念師容 もくねんしよう」

この言葉をお伝えすることがあります。


あなたはわたしであり わたしはあなたでもあると。


ミラーニューロン・共感細胞にも通じる知恵ですが、脳機能だけでなく全身レベルで、

先達である「師」の動きを、〝気〟で結ぶような感覚で持って深め高めていくこと。


ただ「方法」だけを追うのではなく、内部への観察眼を持って、

先達である師の「状態」と重なり、その心身の状態に近づいて参るように
明確な意識を持って深め高めていくこと。


一期一会。
限られたセッションのあいだの貴重な時間であるからこそ、
柔らかな集中力が大切となって参ります。

黙念師容 






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【 保健・美容気功 Health Qigong 】

信州・松本での一般講習会。

〖 保健・美容気功 Health Qigong 〗

【 保健・美容気功 Health Qigong 】

 
写真は、いくつかあるエクササイズのうちのひとつです。

「摩腹 まふく・おなかマッサージ」

胃腸の働きを調節、つかれた脳を休める効果あり。



五感を高めるは秋の匂い、銀杏。
 
「うん、くちゃいっ」とか言いながら、また手にして嗅いじゃうんだよね(笑)

銀杏


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☯10月30日(月) ・31日(火) 開催

『 秋の土用・ボディーワーク と 食養生 Food and body work 』↓
http://9512taitao.blog.fc2.com/blog-entry-752.html

アルプス公園







「 不屈 Standing Man 」

日曜映画事情【 弁護人 The Attorney 】2013年〔韓〕

「不屈 Standing Man 」

 
ソン・ガンホ。この役者さんの内圧が好きです。
抜群の安定感。
食堂のおばさんとの再会シーンに私は泣きました。

内容は知る人ぞ知る、実在の人物です。
しかしながら政治的視点を導入すれば、物語の本質はたちまち歪んでしまうものです。

大切なことは、そのときその状況において、
現場の人間がどう反応し、どう対したかなのです。

 
映画に出てくるようなアカ狩りのような話しは、私は世代は違えど、
過去、右左の活動家と知り合い、
時には酒を酌み交わす貴重な機会を得ることがありました。

今現在、私は社会運動ではなく、
「修身」の作用を信じて、
まず個人の在りかたそのものをボディーワークを通じて啓発する立場におりますが、

もし右左に関わらず、何かを掲げて社会運動をするのならば、

怒りは立ち上がる「不屈 Standing Man 」に変えて、
人間の誇りそのものを持って対するのです。

“怒り Standing Man ”という火力は、
ものわかりよく収まる前に、もっと人にあったっていい。

 
劇中の弁護人は理不尽なる状況のなかで、こう強く発します。

「国家の主権は国民にあり!
すべての権力は国民に由来するのです!!」と。






【 新しい息吹きのために 】

昔では考えられなかったと言うことは、とても容易いことです。
情報化社会と呼ばれるようになって久しいですが、心と体への環境影響というものは、時代と共に推移して参るものです。
 
伝統的な立場とそれらを好まれる方々も、
新しきものを好まれる方々も、
権威等を盲信せずにご自分で感じて考えること。
 
 
もし不調和と感じられる今現実のなかでの事ならば、
 
なぜ心と体の安静状態が最優先されるのか、
 
起きている現実をただいたずらに批判せずに、
 
生命根源の在りかたそのものをどう現代においてプレゼンテーションしなくてはならないのか、
そんな時代に入っておりますね。
 
私の養生学も新しい息吹きのために、
日々、研究を重ねている次第です。

【 新しい息吹きのために 】

 
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【 内功八段錦 ないこうはちだんきん 第四段と 眼精疲労 】↓
http://9512taitao.blog.fc2.com/blog-entry-754.html?sp
 
 
「松本一般講習会」など、各種講習会情報です。↓
https://vital-energy.themedia.jp/posts/2886687

秋は「肺」の季節。
メンタルバランスにも影響する浅い呼吸が自然と深くなる、
シンプルかつ効果的な整体運動などをお伝えします。


勁道







【 秋の土用入り 】

【 秋の土用入り 】


散歩コースでもある、信州・駒ヶ根高原の樹々の色合いも美しく🍁♪
 
本日から「秋の土用入り」となりましたね。
 
今年の「秋の土用」は、10月20日に土用入りし、
「立冬」前の11月6日までの期間となります。
 
この「土用」の期間に、下記の合宿企画を開催いたします。
 
 
☯10月30日(月) ・31日(火) 開催

『 秋の土用・ボディーワーク と 食養生 Food and body work 』↓
http://9512taitao.blog.fc2.com/blog-entry-752.html
 
 

この「土用」という期間ですが、
 
「土」はものを受容・変化させる作用を持ち、
 
「用」とは働きそのものの意が含まれています。
 

 
立春の前18日間が冬の土用、
立夏の前18日間が春の土用となります。
 
そして立秋・立冬の前各18日間が、
それぞれ夏の土用、秋の土用に当たります。
 

 
この土用の期間は、
 
からだとこころの内と外のエネルギーが
今まで季節に応じて大きく動いてきたなかで、

ふと立ち止まって心と身体を滋養するのに適した期間でもあるのです。
 
 
また季節と季節のあいだに取りこみ溜めてきた不要なものを、
肉体外へと老廃物を排出すること。
 

つまり、食事と呼吸の摂取から得られるエネルギーの、運化・受容器官である、
消化器系のケアにも大きく関係ある期間でもあります。
 

“サトルボディー Subtle body・微細身の実践セッション道場”
 
☯ Vital Energy Body Work 山下道場
https://vital-energy.themedia.jp/

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【 内功八段錦 ないこうはちだんきん 第四段と 眼精疲労 】

目は本来、外部の刺激に敏感です。
現代では仕事・プライベート合わせて、
パソコン・スマホに長時間向かって、目を酷使する時間が増えております。

一番の眼精疲労のケアは、
長時間向き合い続けないでとにかく目を休ませることですね。


脳機能と目の状態はダイレクトに繋がっており、
脳死の判断を目の瞳孔が開いていることで確認することでも分かるとおり、
脳の疲れ・頭の疲れが目の疲れにも反映いたします。

わたしたちの脳は定期的にシャットダウンしないと、
休むことなく働き続けるパソコンみたいなもので、
すぐにヒートアップして疲れを覚えやすい、脳は身体の司令塔です。

脳は疲れを覚えると、
あ~・・・という感じで脳そのものを支えている重い頭蓋骨が下がり、
首の骨、7番まである上部頸椎の1~3番の可動に影響を与えて、
頭蓋骨の下の視神経を圧迫、目の疲れとなるのです。


背骨をゆるめる体操



ご自分で行える回復運動としては目そのものを良く動かして、
視神経と関係深い延髄の働き・脳の働きを活性化します。

まず手のひらを、あっついというくらいに擦り合わせて熱を発生させ、
手当ての力を高めます。

温めた手のひらをまぶたを閉じた目の上に当てます。

そのまま眼球を時計回りに 9回。
逆時計回りに 9回ほど、ぐるぐる動かして、ゆっくりと手を離します。
電車の中でもどこでも出来る回復運動です。

公園などに足を運び、まず遠くに視線を送って樹々の葉を見つめたのち、
近くの花などに視線のフォーカスを移したりして、
しばらく遠くに近くに視線を上下させるのも良いでしょう。

これが硬くなり滞っていた首の骨の動きを良くして、
視神経にも良い刺激を与えるのですね。


で、上のような目の健康状態とその回復のプロセスをギョウザの皮のように包括的に含み(笑)、
鍼灸(しんきゅう)における体内のエネルギー回路・経絡をも刺激する、
経絡調整スイッチの漢方運動とも言える優れた保健医療運動に、

「内功八段錦 ないこうはちだんきん」というものがあります。


これは8つの動作ポーズからなる、
筋骨格レベルの整体効果と、全身経絡の調整運動が合わさったような、
たいへん珍しい保健医療運動であります。


八段からなる8つの動作ポーズのなかの第四段に、

「 五労七傷往后瞧 ごろうしちしょう おうごしょう 」というのがあります。

動作タイトルの意味としては、

〝後方をふりかえるようにして、五労七傷を調整していく〟となるでしょうか。


☯「五労七傷往后瞧」

「后」は後ろ、「瞧」は見るという意味です。

8つある動作ポーズのなかで、見た目、たいへん地味な形と動きですが、
この型は肉体的、精神的な疲れに役立ち、
疲れた体と心に染み入るような感覚で味わえる型でもあります。
訓練が進んで身体の感覚が開いていくと、更に効果を感じる味わい深い型と成ります。


まず「五労」とは五臓(肝心脾肺腎)の疲労、

または長時間「視る、横になる、座る、立つ、歩く」を続けることによる、
 
人間の行動上における、主に5つの動作による疲れを意味します。


①久視傷血・長く目を使っていると血が傷つきます⇒肝は臓血の主。

②長臥傷気・いつもゴロゴロしていて運動不足だと、気の運行を妨げます⇒肺は気の主。

③長座傷肉・脾主肌肉⇒肉を傷めると脾臓も傷みます。

ずっと座ったきりで動かずにいると脾臓にも悪影響を及ぼします。

第三段の「調理脾胃須単挙 ちょうりひいすたんきょ」でも練られることですが、
運動不足が続くと筋肉が衰えて力が失われていきます⇒湿気が生じるようになり、脾胃に疾患が生じ易くなります。

座り続けていて、お尻に汗をかき始めたらサインです。
おもい悩むときほど、無心で取り組める運動に専念したほうが良いのです。


④久立傷骨・立ち仕事など、長く立ち続けていると骨を傷めます。
骨の痛みは腎に悪影響を及ぼすものです。

また腎は思考にも深く関わっています。
腎の活動が衰えると 脳に栄養が行き渡らずに、精神疲労を誘発するものです。


⑤久行傷筋・長時間歩き続けたりすると筋肉を傷めます。

普段は運動しないのに、いきなり5kmも走ったりすれば、 当然、筋肉を傷めます。
筋肉の主はどの臓器でしょうか?⇒≪肝主筋≫=肝臓を傷めます。

またこの型の動きは、背骨と腎・膀胱経の鍛錬になるものです。


「七傷」とは、七情(怒・喜・思・悲・憂・恐・驚の七種類の感情)による精神疲労を指しています。

つまりこの第四段の動作は、
〝五労〟と〝七傷〟をトータルで合わせて、「心と身体の疲労回復をはかる」ということです。



本来、言葉では表現しきれない、直接指導を持ってしか伝えられない妙趣ではありますが、
文面上でこの型の動作解説をすると、

まず両手のひらを胸の高さまで上げます。
次に手のひらを反して、軽く腰を落としながらヘソ下まで下げます。


続けて腰を上昇させながら、両手のひらを平円を描くように左右に開くように回していく。
同時に顔を左方向にゆっくりと回していく。

両手のひらを胯(Kua:股関節周辺)の脇まで回す。
顔も楽に最大の角度まで回す。


アレンジすればこの動作のとき、
視線をいちど斜め上の対象物を見つめてフォーカスしたのち、
顔を回しながら、左の肩越しに床を見つめて視線の上下運動を加えます。
これが先に述べた眼精疲労のケアとも関係深くなるのですね。



しばらく立ち続けたのち、両手のひらで大きな平円を描くように胸の前まで戻してくる。
同時に顔も右方向に回り始める。

胸の高さで両手指先を向き合うように寄せ、
両手を左右に開きつつ体側に落とし、左足を引き寄せる。

続けて右足を肩幅に開き、左右交互に繰り返す。


「内功八段錦 ないこうはちだんきん」は、鍼灸(しんきゅう)における経絡をも刺激する、
経絡スイッチの漢方運動ともなり、

それを外部よりの刺激だけではなく、
自発的に本人の身体のなかから起動できる生命運動だというところに、
その特色と醍醐味があるところです。

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一生自己成長、高めることのできるエクササイズである、
内功八段錦(ないこうはちだんきん)Eight-section Brocade Exercise などの各種訓練法、
それらエッセンスを緻密にお伝え致します。

【 こころとからだの長期サポートコース 】
https://vital-energy.themedia.jp/posts/2886742

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【 関わり 】

およそ数十億の人間がこの地球上で暮らしているなかで、
 
結び合わさり 出会い別れの繰り返し運動で出来ているのがこの世界です。
 
その遠大とも思われるなかでいただける「ご縁」というものは、
 
ふと街角で人とすれ違う数を含めても、実はかなり限られている。
 
 
因縁、悪縁、良縁と、事象立ち現れるものはさまざまではありますが、
それらはすべて偶然ではない必然の〝結果論〟であること。
 

わたしたちは遠くに近く、
 
常に関わりのなかで生きているし また活かされているのです。
 

山下 俊行 拝