『 形…例えば肘周りの鈍角三角形 』

腕は直にして 直ならず、 曲にして曲ならず。

それは体の内と外に制空圏を形成し、容易に攻めにくい構造を形成する。


昨日の神社での「養生気功」指導、

「肝のケア」を中心にしながら、正しい「形」のもたらす強さというものを割と突っ込んだ内容で伝えさせていただきました。


レッスン中は指導に専念しているので、いつも撮るのを忘れてしまいます(笑)

写真は去年、夏のものですが、

内功八段錦



訓練するは「内功八段錦 ないこうはちだんきん」

写真はその第7フォーム。

主に「肝」の経絡・・・体内の気のネットワークを調えます。



「形」・・・たとえば各関節の屈曲度。

建築などの鉄骨フレームを例に挙げますと、

ボルトやネジがゆるんでいたら、

自重ふくめた重力や、その他の外圧に耐え切れませんよね?


人体の各関節や靭帯も、

こうしたボルトやネジに相当します。


これら各関節を意識した、ネジを締めあげるように連動して全身がまとめあがる訓練を重ねますと(功夫 こんふー)、

線の細い女性でも大きな力を発揮できます。


からだがひとつにまとまるからです。


またこうした訓練の最大のメリットは、

見た目にたくましい、世にもてはやされる雑誌「Tarzan」に特集されるような、
二の腕の太さを追求したアウターマッスル中心のトレーニング類・・・ちょっと練習を休むと衰えが早いのに比べ、

生活所作に活きる身体操作が身に付き(エネルギー的にもエコな身体となります)、しっかり身につければ日常の立ち居振る舞いそのものが、日々のトレーニングにそのまま転換できる点です。

そして職人的からだ使いとも呼べるその質は、機能性と美しさを兼備し(機能美)、

訓練すればするほど、熟練度が増し、

衰えどころか、どんどんと洗練さを増す点にあります。


私は30年間これらの訓練を経て参りましたが、この長年月、向き合ってきた質と量の蓄積による精華を、
カンフーの語源「功夫 こんふー」と言います。


私の腕は普段は柔らかいですが、直接お会いして触れた方は知っておりますが、
インパクトの時と同様、瞬時に締め上げますとテーブルの角にガンガンぶつけても強固なものです。

正しく拳術・拳法の訓練を重ねた者の腕は、見た目に細く見えても、

手を触れ合わせれば、

触れた相手にはその腕が意外に重く感じるものです。


これらの訓練は女性でも獲得できる力の質であり、

手先・足先だけの小手先で動くのではなく、


「形・エネルギー・意識」


すべてがまとまった力の運用が身につきます。


これを拳術用語では「勁力 けいりき」といい、関節・靭帯、インナーマッスルが良く訓練され、

容易には手折れない、

相手に攻められにくい「構造」を形成します。


これは武術の攻防上の秘訣だけではなく、

養生における、

体のなかのエネルギー形成においても、姿勢要求における力学として必要な条件です。



二枚目の写真は「站樁 たんとう」と呼ばれる立ち方。

朝陽のなかで自由に (5)


私が伝えるボディーワーク体系の中心とも呼べるものです。

計算された叡智による「形」・・・その不動の状態から、全身に満ちていくエネルギーの「流れを待って」から、

動くべきときには即時即座に、敏感に反応する心身をつくり上げていきます。


正しく訓練を重ねるならば、これはボディーワークに限定したものではなく、

物事における「気構え」をも、

同時に無意識レベルで、

「自然と」強く、無駄なく身についていくものなのです。

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プロフィール

9512taitao

Author:9512taitao
〔 山下俊行 〕

1969年生まれ。

【 Vital Energy Body Work 山下道場 】代表


Vital Energy Body Workとは、
ヨーガ・気功・武術・整体手技などを研究・実践、整理を重ね、
 
とかくバラバラになりがちな現代人の

こころ と からだ がより良く寄り添うような、

身体と心の在りかたセッションです。



からだ の軽快な状態をもって こころ の状態が導かれていく


セッションの比重としては、
中国気功養生の緻密な内観(観察と集中)をベースに、
身体操作・ヨーガや症例に応じた各種整体運動・現代型ストレッチなどをとりいれたセッション内容となります。

 
一般に広く行われているリラクゼーション主体の癒やし効果だけではなく、


循環機能するための、ゆるみとしまりのバランス良い関係

「内から溢れるしなやかな強さ…生命根源の力が高まっていく」


そんな状態をセッションでは当面、目指しますが、
プロセスのなかでいずれはそんな目的も自然に忘れて、
楽になれば良いと捉えております。


現代は特に、

“あたま”が賢くなることよりも先に、
 
“からだ”が賢くなることが大切なことと感じています。

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