2017/09/23
【 昇・降・開・合 しょう・こう・かい・ごう 】
本日、「秋分の日」を迎えましたね。陽極まって 陰に転じる
陰から陽への太極マーク☯の真ん中辺り、季節の分け目といった感じです。
またわたしたちの心と体の分け目でもあります。
陽から陰へ 陰から陽へ
陽のなかに陰あり 陰のなかに陽あり

☯大自然の「気」の運動法則。
秋の「気」の動き・収斂(しゅうれん)・・
「降 こう」から、
冬の「気」の運動作用・・「合 ごう」について。
なにかとなにかが出会い合わさるとき、
そこに収縮・膨張が生じ、
新しく何かが産み出される。
「昇・降・開・合 しょう・こう・かい・ごう」
「気」には四大運動というものがあります。
実際的な「気功・気を練るの意」とは、
この理(ことわり)…
宇宙の運動法則を動作上、体現するものです。
☯即興 「 天地 あめつちの舞い 」 静中の動・動中の静
https://www.youtube.com/watch?v=zqM6tH5xCHE
まず「無極」から、
何もない空間に生じた一点の闇
「太極」が生じ、
さらに「陰陽」が生まれ、
そして互いにバランスを取り合う
動的作用を通して、
立体的なこの世界「☯陰陽太極」が生まれるプロセス。
本来、太極拳もこの宇宙哲学から生まれました。
狭義においては、
「陰」とは物質性が強い状態を指し、
「陽」とはエネルギー性の高い状態を指します。
☯「昇・降・開・合 しょう・こう・かい・ごう」
実は一年も一日も、
この「気」のサイクルのなかで私たちは生かされてます。
☯地球から離れることを上昇 ↑↑
☯地球に戻ることを下降 ↓↓
☯夏に陽極まる「開 かい」は、←・→
「気」が満ち、身体のなかの内圧も高まって、
宇宙に広がっていくような状態・開放感(喜び)
宇宙との一体感を得やすい状態。
☯冬に陰極まる「合」は、→・←
すそ野広がり、世界に広まったものが合わさり(統合)、
そしてまた結実するとき、機をうかがうとき。
時期・タイミングとは、
いずれもこの「気」の流れのなかの要所要所を指します。
同一率でもあり、相似率でもあり、
イメージの倫理学でもあり、
運動法則上この場合は、
同一かどうかよりも似ているかが問題であり、
それだからとて よくある価値観のズレや違いを、
当面きって嘆き、悲しむことはありません。
それは新しきものを産み出す、喜ぶべき兆しなのだから。
合わさりのち「一 いつ」に還っていく。
人それを「合一 ごういつ」といいます。
☯一年一日
「昇り」…春・朝・怒り
「開き(広がり)」…夏・昼・喜び(発散)
「降ちゆく」…秋・夕暮れ・愁い(うれい)
「合わさる」…冬・夜・恐れ(萎縮)
ちなみに、この「気」の四大運動のあいだに、
実は「定 てい」を加えて五大運動と成ります。
☯「定 てい」…ピタッと動かない。
はた目からは、まるで動いていないように観える。
それは高速回転するコマが遠目に見ると、
あたかも静止しているように観える状態に似ます。
わたしたちが普通に足元に置いている大地、
なにもなければ動いていないように感じる
この地球は、24時間で一回転する、巨大なコマです。
翻弄されにくい、
たとえ翻弄されても回復目覚ましい、
動きゆれるなかでも軸を取り、
バランスを取るコマのごとく(動態バランス)、
こころとからだの安定した状態を目指すこと。

☯「昇・降・開・合」の流れのなかでの「定」
それは動きの中でふと立ち止まる大切さであり、
静かなるものの極みであり、
「静」の極みが、
次に生まれる真の「動」…宇宙を産み出していく。
なぜ自らの意識で今ある状態を引っぱりあげる
「内観ボデイーワーク」に取り組むのかは、
このことに尽きるのです。

【 秋の土用・ボディーワーク と 食養生 】↓
http://9512taitao.blog.fc2.com/blog-entry-752.html

スポンサーサイト
コメント