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【 啓蟄 けいちつ、春の養生 】

【 啓蟄 けいちつ、春の養生 】②


本日、二十四節気の啓蟄 けいちつ を迎えましたね。
ひと雨ごとに春の足音が聴こえるようになりました。

啓蟄 けいちつ とは、冬のあいだ、土の中で冬をすごしていた虫たちが、
春のあたたかさを感じて地上へと出てくる頃のことを言います。
 
この季節になりますと、冬のあいだ、寒さでこわばっていた体が
徐々に徐々にゆるんで参ります。

 
「朝起きるのがつらい、なんとなくだるい、
昼間とても眠くなる、食欲がない、寝つきがわるい」などの
不調を訴える方が多くなるのもこの時節です。
 
 
「肝気上逆 かんきじょうぎゃく」と申しまして、
 
春は、からだのなかの「内気」の変調が起こりやすい季節でもあります。

 

いろいろと切り替わりどきで、
進学や就職、転勤などによって
環境が変わる方も多いですし、
 
気温の差も激しくなり、
ストレスや疲労によってホルモンのバランスが乱れたり、 
 
東洋医学の見立てでは、
肝臓を中心とした体内の「気」の通り道である経絡(けいらく)、
 
「肝」の働きに影響を受けやすい季節です。

 
 
 
「肝」は、自律神経の働きととても深い関係があります。
 
「肝」がつかれて参りますと、
傾向としては気持ちが不安定になって、
イライラそわそわしたり、
怒りっぽくなる方が多くなります。

 
また皮膚のトラブル・・・冬のあいだ、皮膚の深いところに潜んでいたにきびや吹き出物などが
表面に出てきやすい季節ですから、
 
皮膚が炎症を起こしやすい時節でもありますし、
顔の火照りや、
かゆみを訴える方も多くなるころです。

 
 
そのすべてが、冬のあいだフタをして
溜めこんでいたエネルギー・・・
 
それがゆるんで解放されることによって起こる
 
強い「気血の上昇」によるものです。
 

 
草木の芽吹きも、大地からの強い上昇エナジーである、
その自然法則の働きあってのことです。

 

啓蟄の時期は、朝は少し早めに起きて、
散歩などをして体を動かして
 
リラックスするように心がけてみてください。
 

適度な運動はストレスの発散となります。
 
まだまだ朝晩は寒い日が続きますから、
運動後は体を冷やさないように気をつけられると良いと思います。



【 啓蟄 けいちつ、春の養生 】①
 

 
写真の「内功八段錦ないこうはちだんきん」という保健医療運動は、
外面と内面への働き、筋骨格レベルから各内臓の機能調整、
練習者へ良好な精神作用をもたらすなど、
 
東アジアの自然観察論である、陰陽五行説がベースとなっている生命運動ですが、
 
少し簡単に「陰陽五行」の食養生の話しをしますと、
 
「肝」の働きを調えるために
 
割と酸っぱみや苦味のあるものと、甘味のある食べものを
少し意識して摂られることをおすすめします。

ここでいう甘さは精製された砂糖の甘味ではなくて、
にんじんなどの自然な甘さのことです。
 
たまねぎや春菊、ニラなど香味のある野菜もおすすめです。

 
 

「肝」の不調がわたしたちの心理に大きく影響するのは
 
 
実に「怒り」

 
怒りそのもの、まるだしでは、
自他ともに傷つけるものではありますが、
 
怒りそのものにとらわれず、自らを客観視するならば
(あぁ・・・いまオレ・私は怒っているんだな・・・程度でもOKです。
この俯瞰する視点はどの感情の動きにおいても大切)、
 
 
それは「気血の上昇」をうまく制御して、
 
当初、抱えていた怒りはいつの間にか変化し、
 
どんな逆境にも立ち上がっていく
 
「不屈」というエネルギーへと昇華します。
 
 
 
それは強烈に上昇してくるエナジーと力を拮抗させる
 
「根気」を養うことであり、
 
 
天地自然の理にかなったボディーワークとは、
それら心身の在りかたを身につけるための
具体的な身体技術のことなのです。
 

施術の心






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