2017/09/17
【 Standing zen 禅 】
私のボディーワーク体系の中心核に据えている「站樁 たんとう」という訓練は、
座禅ではなく、立って行う禅道のようでもあるとして、
「立禅 りつぜん」とも呼ばれるものですが、
「遠くの方で針が落ちても 耳元で銅鑼(どら)が鳴っても」
繊細に外の世界に感覚が開かれ働いている「敏感性」と、
たとえ響き渡る大音響においても、必要以上に驚かない「不動性」が、
同時性ではなく、「同歩性」・・・同じ歩みで養われて行く「禅」の境地と、
筋骨格においては主に背面や脇の部分など、
身体自重を支える抗重力筋と、
屈筋緊張に支配されにくい、
伸びやかな伸筋 しんきん の全身作用を動員した、
全体性の運動バランスの実現を
「禅」の境地と共に合わせて成立させていること・・・
この辺りが腹はら奥中心に集まり、
また腹はら奥中心から全身肢体に広がる気血エネルギーの、
生命運動のダイナミズムを味わえる、
言葉ではうまく言い表せぬ妙趣といったところです。
☯【 Vital Energy Body Work 山下道場 】
https://vital-energy.themedia.jp/

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