2017/10/22
「 不屈 Standing Man 」
日曜映画事情【 弁護人 The Attorney 】2013年〔韓〕
ソン・ガンホ。この役者さんの内圧が好きです。
抜群の安定感。
食堂のおばさんとの再会シーンに私は泣きました。
内容は知る人ぞ知る、実在の人物です。
しかしながら政治的視点を導入すれば、物語の本質はたちまち歪んでしまうものです。
大切なことは、そのときその状況において、
現場の人間がどう反応し、どう対したかなのです。
映画に出てくるようなアカ狩りのような話しは、私は世代は違えど、
過去、右左の活動家と知り合い、
時には酒を酌み交わす貴重な機会を得ることがありました。
今現在、私は社会運動ではなく、
「修身」の作用を信じて、
まず個人の在りかたそのものをボディーワークを通じて啓発する立場におりますが、
もし右左に関わらず、何かを掲げて社会運動をするのならば、
怒りは立ち上がる「不屈 Standing Man 」に変えて、
人間の誇りそのものを持って対するのです。
“怒り Standing Man ”という火力は、
ものわかりよく収まる前に、もっと人にあったっていい。
劇中の弁護人は理不尽なる状況のなかで、こう強く発します。
「国家の主権は国民にあり!
すべての権力は国民に由来するのです!!」と。
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