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【 陰きわまって 陽となる 】

先日、22日で「冬至」をむかえましたね。

一年で一番夜の長い日です。

 
「陰陽五行」では、夜の長い「冬至」の日が、
 
一年で最も陰(いん)の気が強い日とされています。

 
古来より冬至の日は、
 
かぼちゃや小豆や、
 
柚子湯にゆっくり浸かって温まる・・・
 
これから本格的な寒さ厳しい冬をむかえます。

 
 
陰きわまるからこそ、

転化して「陽」のものを取り込む・・・
 
 
これが固定的・絶対的ではない、
 
動態バランスの世界です。

 
 
その土地の習俗など、各地域性ございますが、

わたしたちが生活ベースに置いている、
 
東アジアの土地空間・・繊細にマッチした宇宙を生きる・・

 
すべて昔日の人々の、
豊かな体感覚に溢れたこの国の、
 
昔からの土地習俗に根ざした「知恵」ですね。

 

 
かぼちや(南瓜)や小豆(あずき)は、

方位・・「南」や、
 
その色・・「赤」から、

陰陽五行の「陽」・「火」を象徴している食材です。

 

 
以下は語呂合わせなのでしょうが(笑)、
 
「 言霊 ことだま 」 音の響き的にもあなどれない謂れとして・・・

 
年内中に“借金”などを清算して、
身ぎれいにして新年を迎えられるよう諭すような、
こんな謂れもあるとか。

 
 
「柚子」・・・ 
あたまを働かせる(融通を利かせる)

 
「小豆」・・・
こまめに働き、借金をしない。
さらには早く返済する。
 
そんな説もある、らしい(笑)

 

「謂れ」・・・
 
書き起こしてみてふと気づけば、

 
言説に胃の文字、

胃は臓腑の「腑」・・・
 
言葉が腑に落ちる・腑に落とす、

能動的にも受動的にも、
 
おそらくはそういう意味なのでしょうね。

 

私もモノを知らない年若いうちは
軽視しておりましたが、

古来からの縁起担ぎとか、
願掛けって馬鹿にできないものがありますよ。

 
他の皆さんの投稿など日々、拝読していても、

現代的に形を変えて、

なにかしらそれぞれに願掛けをしてらっしゃいますよね。

 

 
こういった季節の節目を意識して、
 
厳しい冬に対して「気構え」を養ったり
(気のバリアー・衛氣 えいき・・
外圧に対しての拮抗作用)、

 
季節にちなんだものを体に摂り込んだり、

 
常に変化・流れていく空間作用にマッチングするための
(自然な状態)

宇宙秩序にかなって生きていくための、

古来からの知恵なのだと感じます。

 
理にかなっているからこそ、
長らく残っている伝承がある。

 

 
これからの「寒邪 かんじゃ」ともよばれる
厳しい冬を控えて邪気をはらい、

冷えた体を温め、

季節に見合った体力をつけると言う、

行為的にシンプルにして
理にかなったものだからこそ、
長らくも伝承されてきたのでしょう。

 

中国伝来の宇宙哲学
「陰陽五行説」が発端の
 
「冬至」の日をむかえて、

そんなことをつらつらと想います。


【 陰きわまって 陽となる 】

 

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