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【 鉢伏山 はちぶせやま の石仏郡 】

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諏訪湖を見下ろすようにして並ぶ石仏郡。

四隅の御柱は新しいものであり、現在も山頂までお世話してる方々がいるのですね。

説明文にこんな記述がありました。

「この山頂付近には、十数基ほどの石造物が建立されている。
このうち大竜王は、水源地の守護神として建立されたものと思われ、大日大聖不動明王は、文久元年(1861年)の建立で大願成就と彫られている。

鉢伏山頂は、標高1928.5mで、碑石を運び上げる困難は、相当のものであったろうと想像されるが、これを成し遂げさせた当時の人々の信仰の強さが感じられる。」


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農耕と天候の状態(神さま)は密接です。
特に江戸時代はお米の取れ高が、地方自治体であった当時の藩の財政を直接左右したことでしょう。

不作と年貢の取り立てが相当厳しいものになれば、農民は明日生きられるかどうか、現代よりも切迫した状況を過ごしていたと思います。

当時の百姓一揆は労使交渉に近いもの。
詳しくはWikipediaですが、わたしが住むここ信州・松本の地でも、命がけの「嘉助騒動
かすけそうどう」が、当地の人が歩んだ歴史において御座いました。


標高2000m近くまでいったいこの碑石の数々をどう運んだのか?
その信仰は、ちょっと辛いことがあったから神仏を頼るようなものではなく、命がけだったのですよね。

その場に立つに、いろいろと感じ入るものがありました。


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