2018/09/12
【 学ばずして 学ぶ Learn without learning 】

人の学ばずして能(よ)くする所の者は、其の良能なり。
慮(おもんばか)らずして知る所の者は、其の良知なり。
『孟子』
.
上のような言葉を前にするに、実に深い洞察とその解釈が要求されるのですが、
特に学ばなくても良き判断を行って参る、人間生来の能力を“良能”として捉えます。
また、思慮をめぐらさなくても本来、人間生命として良く知っているはずの生来の知能を“良知”として捉えます。
人は生まれながらにして、この良知良能が備わっているとする思想です。

地域の歴史と先人の知恵に触れる、信濃一級河川「牛伏川 うしぶせがわ」でのアクティビティ。
前回、投稿した鉢伏山 はちぶせやま は、牛伏山の源流に当たるお山です。
無理のないボディーワークの手助けによるからだとこころの素直な解放と、
理屈抜きにその場に足を運び、五感六感を通して触れる機会を経て、
参加される方々が何かしら知らずに学んでいる活動として、アクティビティの数々を行っております。

今後もこのようなアクティビティを、季節やからだとこころの変化を読み取りながら、あちらこちらで企画して参ります。
よろしくお願いいたします。

「現成 げんせい」とは、眼前にすでに出現し出来ていることであり、
“良知”を発言させるために作為的もしくは意識的な修養は無用であって、
“良知”はすでに既成の善悪を超えて、自律的に正しく判断するのだと主張するのです。

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